株主優待に憧れて、株を買ったことがある。

10万円ずつ。

ちょっと儲かったところで、すぐ売った。

1. 最初は、財形だった

俺の投資の始まりは、財形だ。

22年くらい前から、給料から天引きで積み立ててきた。「投資歴20年以上」と言っているのは、ここから数えている。

1000万貯めた方法は、天引きと総務のおばさんが面倒くさそうだったことだけだ。

その後、FXにも手を出した。ライブドアショックの頃には、もう始めていた。

そして、サブプライムの頃に負けた。15万円。

FXで15万損した話は、前に書いた。

2. 株主優待に憧れて、10万円ずつ

FXで負けたあと、しばらくして、株主優待に憧れた時期がある。

株を持っているだけで、何かがもらえる。なんて良い仕組みなんだと思った。

買ったのは、ビックカメラとイオン。それぞれ10万円くらい。

優待は、ちゃんともらった。

3. ケチなので、ちょっと儲かったところで売った

問題は、そのあとだ。

俺はケチだ。マイナスで終わるのが、どうしても嫌だった。

株価が少し上がって、ちょっと儲かっているくらいのところで、売った。早めに。

一応、儲かった。

けちは経済の知恵の略らしい。そう言ってもらえると、少しは格好がつく。

それからは、ほとんど投資信託ばかりだ。

4. 元が小さいと、1万円が重い

今になって、あのとき早く売った理由がよく分かる。

給料が安くて、余裕がなかった。だから、投資に回せる額も少なかった。

10万円で1万円損したら、10%だ。

ちょっとした値動きで、資産の1割が消える。これは怖い。売りたくもなる。

今は、元が大きくなった。5000万で1万円動いても、0.02%。

同じ1万円なのに、まるで重さが違う。

値動きが大したものに見えなくなって、安心できるようになった。だから、売らなくなった。

ポートフォリオという言葉すら頭になかった頃の話と、たぶん同じことだ。余裕ができて、はじめて見え方が変わる。

5. 売らなかったのは、強くなったからじゃない

売らなくなったのは、俺が強くなったからじゃない。

元が大きくなって、1万円が軽くなった。それだけだ。

あの頃の俺が10万円ですぐ売ったのは、ケチだったからでもあるし、余裕がなかったからでもある。

どっちも、責める気にはならない。

まとめ

  • 投資の始まりは22年くらい前の財形。FXはライブドアショックの頃には始めていて、サブプライムの頃に15万負けた
  • そのあと株主優待に憧れて、ビックカメラとイオンを10万円ずつ買った。優待はもらった
  • ケチなので、マイナスで終わりたくなくて、ちょっと儲かったところですぐ売った
  • 元が10万円なら、1万円の損は10%。5000万なら0.02%。同じ1万円でも重さが違う
  • 売らなくなったのは、強くなったからじゃない。1万円が軽くなっただけ

あの頃の10万円は、今の5000万より重かった。たぶん。

※投資にはリスクが伴います。将来の運用成果を保証するものではありません。投資は自己責任でお願いします。

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