職場に、縁故採用された人が二人いる。
一人は新人。一人は四十代。
タイプが全然違う。
1. 一人目、友人の息子という新人
一人は、上の立場の人の友人の息子だという。
未経験のまま、新人として入ってきた。
おっとりした性格で、仕事の覚えが遅いらしい。別の部署に迷惑をかけた場面もあって、その部署の人が苛立っているのを見たことがある。
普段、この会社に入ってくる新人は、もっとしっかりしている。だからこそ、ギャップが目立つ。
縁故で入った、というだけで悪いとは言わない。ただ、普段の採用基準とのズレが、誰の目にも見えてしまう状態になっている。
2. もう一人、実績ある四十代
もう一人は、四十代で実績のある人材だという。
ある課長補佐の話だ。前にも書いたことがある、持ち場でだけ無口になる、女性社員にだけ態度が違う、という人物だ。
この人も、縁故で連れてこられた。
前の職場で一緒だった知人を持つ部下がいて、そこから話が伝わってきた。
その人物自身が、前職場でパワハラをやっていたことを、武勇伝として語っていたという。
悪びれていない。むしろ自慢として話していたらしい。
3. 二種類の縁故
一人は経験ゼロの身内枠。
もう一人は実績ありの武勇伝枠。
どちらも、組織にとっては似たようなリスクを抱えている。
身内枠は、能力不足が周りに伝わって、信頼の問題になる。
武勇伝枠は、過去の問題行動を変えずに持ち込んできて、新しい場所でも同じことを繰り返す。
どちらのタイプも、連れてきた人がいる以上、誰も手を出せない。
4. 普通に採用された人たちが、一番大変だ
一番大変なのは、普通に採用試験を受けて入った人たちだと思う。
縁故で入った人の穴を、周りがカバーすることになる。
新人の仕事の遅れも、課長補佐の無口な対応も、誰かがその分を埋めている。
その誰かは、ちゃんと選ばれて入ってきた人たちだ。
5. これも、ただの動物園だと思っている
腹が立つかと聞かれたら、正直そこまでではない。
職場は動物園だと思うようにしている。そう思えば、だいたい腹が立たない。
縁故で入ってくる人も、それを連れてくる人も、その中で起きていることも、すべて動物園の中の出来事として見ている。
自分が直接被害を受けたわけじゃないからこそ、こう冷静に見られているのかもしれない。
まとめ
- 職場に縁故採用された人が二人いる
- 一人は友人の息子で、未経験のまま新人として入った。仕事の覚えが遅く、別の部署に迷惑をかけている
- もう一人は四十代の実績ある人材だが、前職場でパワハラをしていたことを武勇伝として語っていたらしい
- 経験ゼロの身内枠と、実績ありの武勇伝枠、二種類の縁故がある
- どちらも、連れてきた人がいる以上、誰も手を出せない
- 普通に採用された人たちが、その穴を埋めている
縁故にも種類がある。どちらも、近くで見ているとなかなか面白い。
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