ある管理職のポジションに応募して、WEB面接を受けた。

前日の残業が長引いて、あまり眠れないまま、当日を迎えた。

仮眠を取って、シャワーを浴びて、スーツに着替えて、画面の前に座った。

1. 準備は、それなりにやった

志望動機を何度も組み直した。想定される質問への答えを、一つひとつ用意した。

「権限がない中で、何をやってきたか」を、誇張せず、正直に語れるように整理した。

40分ほど話して、面接は終わった。逆質問もできたし、地雷は踏まなかったと思う。

手応えとしては、悪くなかった。

2. 結果は、見送り

数日後、見送りの連絡が来た。

「他の候補者との比較検討の結果」という、ごく一般的な理由だった。

正直、悔しかった。

これだけ準備して、疲れの残った体でも話し切って、それでも届かなかった。

「なぜ」という問いが、何日も頭の中を回り続けた。

3. 答えの出ない問いと、出る問い

この経験を通して、はっきり分かったことがある。

「なぜ落ちたのか」という問いには、答えが出ない。

面接官の内心も、比較された候補者の詳細も、こちらからは確認しようがない。

それなのに、答えの出ない問いを、何度も何度も検証し続けてしまった。

上司の顔色を伺うような日々を送ってきたせいか、他人の意図を読むことに慣れすぎていたのかもしれない。勘違いかもしれないが、そう思う。

考えれば考えるほど、疲弊するだけで、何も解決しなかった。

一方で、「次に活かせること」は、ちゃんと見つかった。

面接の中で「次期の管理職候補ではないですか」と聞かれ、「そうだと思うけど」と、やや曖昧に答えてしまった場面があった。

今なら分かる。現職での将来性を認めつつ、それでも動きたい理由を、もっと強く言い切るべきだった。

4. コスパでは測れない悔しさ

資産があるから、この結果によって生活が困窮するわけじゃない。失うものは、実はほとんどない。

それでも、悔しいものは悔しい。

前に「資産があっても、悔しさや、認められたいという気持ちは消えないようだ」と書いた。

あれは、この出来事のことだ。

「評価されたい」という気持ちは、生活の安定とは別のところにあるんだと、この歳になって思い知った。

それは、卑しいことでも、子供っぽいことでもないと、今は思っている。

5. 次に向けて

見送られたことで、選択肢が消えたわけじゃない。

むしろ、今の職場に留まる理由が、実はそれほど多くないことが、はっきり見えてきた。

コスパで言えば、今の場所に残るのが一番効率的だ。

それでも、動くかどうかは、損得だけでは決まらない。

今はまだ、答えを出せずにいる。

まとめ

  • ある管理職ポジションに応募し、準備を重ねてWEB面接に臨んだ
  • 手応えは悪くなかったが、結果は見送り
  • 「なぜ落ちたのか」には答えが出ない。答えの出ない問いを検証し続けても、疲弊するだけだった
  • 一方で「もっと強く言い切るべきだった」という、次に活かせる反省点は見つかった
  • 資産があっても、悔しさは消えない。評価されたい気持ちは、生活の安定とは別の場所にある

損得だけでは決まらないことがある。今はまだ、答えを出せずにいる。

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