ある投資系の動画で、取り崩しシミュレーションを見ていた。
運用利回り7%。取り崩し率は5%くらい。
それなのに、資産が枯渇するという結果になっていた。
おかしい。
1. 7%運用しながら5%取り崩したら、普通は増える
運用利回りが7%。
取り崩し率が5%。
差は2%だ。理屈の上では、運用しながら取り崩しても、資産はゆっくり増えていくはずだ。
それなのに、シミュレーションの線は右肩下がりで、最後には枯渇していた。
何かがおかしい。
2. 複利が反映されていなかった
見直してみると、原因がわかった。
複利の計算が反映されていない。
毎年の取り崩し額を、最初の資産額からずっと一定の金額で計算していたようだった。資産が増えても減っても、取り崩す金額が変わらない設計になっていた。
運用しながら取り崩すというのは、その年の資産額に対して一定の割合で取り崩すという前提のはずだ。資産が増えれば取り崩せる額も増える。資産が減れば取り崩す額も減る。
そこが反映されていなければ、見た目の数字は崩れる。7%運用していても、固定額をずっと引き続ければ、いずれ計算上は減っていく場面が出てくる。
それを見て、すぐに「これ、計算がおかしいな」と思った。
3. ちゃんとAIに見てもらえよ
正直に思った。
ちゃんとAIに見てもらえよ。
シミュレーションを作る側が、計算式を一度AIに確認させるだけで、こういう間違いは防げる。
俺は投資の判断をAIにさせるわけじゃない。常識を確認するために使っているだけだ。それでも、こういう検証には十分使える。
動画を作る側がそれをやっていないんだとしたら、もったいない話だ。
4. 3年前の自分だったら気づけなかった
ここで、ふと思った。
3年前の自分だったら、この間違いに気づけなかったと思う。
複利の仕組みも、取り崩し率の考え方も、当時はそこまで理解していなかった。動画でそう言われたら、そのまま「そうなんだ」と信じていたかもしれない。
今は違う。見ただけで、おかしいとわかる。
特別なことを学んだわけじゃない。10年近く積立を続けて、暴落を経験して、4%ルールを調べて、コメント欄の質問に答えるために自分で確認して、それを繰り返していたら、いつの間にか見抜けるようになっていた。
5. レベルが上がってきたなぁ
仕事はかったるい。
やる気もない。
それでも、投資に関する理解だけは、知らないうちに積み上がっていたらしい。
レベルが上がってきたなぁ、と思った。
ゲームみたいな言い方だが、そういう感覚だった。経験値を意識して稼いだわけじゃない。続けていたら、自然とそうなっていた。
まとめ
- ある投資系動画の取り崩しシミュレーションを見ていた
- 運用利回り7%、取り崩し率5%なのに資産が枯渇する計算になっていた
- 原因は複利が反映されていなかったこと
- すぐに間違いだと気づいた
- ちゃんとAIに見てもらえよと思った
- 3年前の自分だったら気づけなかった
- 続けていたら、知らないうちにレベルが上がっていた
特別なことは何もしていない。続けていただけで、見抜く力がついていた。たぶん、これも複利みたいなものだ。
※投資にはリスクが伴います。将来の運用成果を保証するものではありません。投資は自己責任でお願いします。
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