先輩が、いくつかの保険に入っていた。
毎月、合計で10万近く払っていたという。
学資保険なんかも含んでいたと思う。その中に、外貨建ての貯蓄型保険もあったらしい。
両学長がよく「ぼったくり保険」と呼んでいるやつだ。海外への投資型になると、もっと強い言葉で言っていることもある。
ちなみに、とてもいい人だ。
1. 60歳で定年退職した
先輩は今60歳になる。
つい最近、定年退職した。
退職金が出た。2000万弱だったらしい。
それなりの額だ。長く勤めた人にはそういうものが用意されている。
2. 退職金は住宅ローンに消えた
その2000万弱、何に使ったか聞いた。
住宅ローンの返済に充てたという。
定年と同時にローンが残っていて、退職金でまとめて返した形だ。
これ自体は、よくある話だと思う。家を買って、ローンを組んで、退職金で完済する。世間ではむしろ堅実なやり方とされている。
3. 残ったのは600万円
問題はその後だ。
住宅ローンを返済して、手元に残ったのは600万円だけだったという。
2000万弱あったはずなのに、600万。
差額の1300万以上が、ローンに消えた計算になる。
4. やっぱり、こうなるのか
この話を聞いて、思った。
やっぱり、こうなるのか。
頭金を入れて家を買う。投資の元本がそこで一度ゼロになる。教育費がかかる時期になると、また資金が消える。そして定年を迎えたとき、退職金でローンを完済して、最後に残るのは大した額じゃない。
賃貸を選んだ俺が、ずっと想像していた展開そのものだった。
想像していた通りだったことに、驚きはなかった。ただ、こんなに近くに実例がいたんだな、という感じだった。
5. 毎月10万近くの保険
退職金とは別に、もう一つ気になったことがある。
現役中、毎月10万近くを保険に払っていたという。
学資保険のような、目的が明確なものも含まれていたと思う。それ自体は否定しない。子供のための備えだ。
ただその中に、外貨建ての貯蓄型保険もあったという。
両学長が「ぼったくり保険」と呼んでいるタイプだ。手数料が高く、解約のタイミングを誤ると元本割れもする。貯蓄と保障を一緒にすることで、どちらも中途半端になりがちだという話を、何度も聞いている。
毎月10万近くを、何年も払い続けていたとしたら。その分を別の場所に置いておけたら、結果は違っていたかもしれない。
6. とてもいい人なのに
最後にもう一度書く。
先輩は、とてもいい人だ。
仕事もちゃんとやる。人当たりもいい。悪い人間関係を作るタイプじゃない。
お金の知識がなかったというだけだ。家を買い、子供を育て、保険に入り、定年まで勤め上げた。多くの人がやっていることを、その通りにやった。
それでも、退職金の大半が消えて、600万円しか残らなかった。
特別に悪いことをしたわけじゃない。普通に生きていたら、こうなる人がいる。それを近くで見た。
まとめ
- 先輩は60歳で定年退職。退職金は2000万弱
- 退職金の大半を住宅ローンの返済に充てた
- 残ったのは600万円だけ
- 現役中、毎月10万近くを保険に払っていた。外貨建ての貯蓄型保険も含む
- 両学長がぼったくり保険と呼ぶタイプだったと思われる
- とてもいい人なのに、こういう結末になった
普通に生きていたら、こうなる人がいる。それを近くで見た。たぶん、珍しい話じゃない。
※投資・保険にはリスクが伴います。個別の保険・ローンの判断については専門家にご相談ください。
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