最近、インフレを怖がる風潮がある。

物価が上がる。生活が苦しくなる。そういう不安だ。

わかる。実感もある。食費が上がっているのは、こちらも肌で感じている。

ただ、それをS&P500への投資による増え方と比べたら、どうなるのか。気になったので計算してみた。


1. おにぎり100円、20年後はいくらになるか

おにぎり1個100円から始める。

アメリカの過去のインフレ率は、長期で見ると年平均3%前後で推移してきた。

この3%で20年間、価格が上がり続けたとすると、おにぎりは約180円になる。

1.8倍だ。

たしかに値上がりしている。怖いと感じる気持ちもわかる。


2. S&P500に100円、20年後はいくらになるか

同じ100円を、S&P500に投資したとする。

過去20年間のS&P500の年平均リターンは、価格上昇だけで見ると約8.4%。配当を再投資した場合は約10.4%になる。

価格上昇のみの8.4%で計算すると、100円は約520円になる。5.2倍だ。

配当再投資を含めた10.4%で計算すると、約750円になる。7.5倍だ。


3. 並べてみる

並べると、差がはっきりする。

おにぎり100円→20年後、約180円(1.8倍)

S&P500に100円→20年後、約520円〜750円(5.2倍〜7.5倍)

インフレで物価が1.8倍になっている間に、投資の方は5倍から7倍に増えている。

差は歴然だ。


4. インフレを怖がるより、投資していないことの方が怖い

これを見て思うことがある。

インフレそのものを怖がるより、投資をしていないことの方が、たぶん怖い。

現金で100円を持っていたら、20年後もそのまま100円だ。でもおにぎりは180円になっている。つまり、現金で持っているだけで、実質的には買えるものが減っている。

一方、投資をしていれば、インフレ以上のスピードで増えている。

インフレを怖がって何もしないことが、一番損をする選択になる。


5. おにぎりを買えなくなるかも、と思うより

おにぎりが値上がりして買えなくなるかもしれない、と心配するより。

その100円を投資に回していれば、値上がりしたおにぎりを何個も買えるくらいに増えている。

これが、インフレ対策として投資が機能する理由だと思う。

難しい話じゃない。並べて計算すれば、答えは見えてくる。


まとめ

  • アメリカの過去のインフレ率は長期で年平均3%前後
  • おにぎり100円は、20年後に約180円(1.8倍)になる計算
  • S&P500に100円投資すると、20年後に約520円〜750円(5.2倍〜7.5倍)になる計算
  • インフレで物価が1.8倍になる間に、投資は5倍から7倍に増える
  • インフレを怖がって何もしないことが、一番損をする選択
  • 投資していれば、値上がりした分を上回って増やせる

インフレは怖い。でも投資しないことの方が、たぶんもっと怖い。


※本記事の数値は過去のデータに基づく計算例であり、将来の運用成果やインフレ率を保証するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資は自己責任でお願いします。


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