子供に約束した。

「残った資産から学費分引いて、残ったら上げる」

そう言った。子供は嬉しそうだった。当然だ。


一つだけ言い忘れた

言い忘れたことが一つある。

二十年後の話だ。

俺がFIREして、生活して、旅行して、好きなことをして、それでも残ったら上げる。二十年後に何が残っているかはわからない。使い切っているかもしれない。でも多分、残る。

だから約束した。


先に投資を学ばせた

資産を渡す前に、まず仕組みを理解させたかった。

棚ぼたで資産をもらうより、自分で投資を体験してから受け取る方がいい。もらった資産の使い方が変わるはずだ。

だから子供には奨学金を借りさせた。お金がないからじゃない。意図的に借りさせた。

借りた奨学金をNISAで運用して、卒業までに元本相当を貯めて返す計画だ。利息分だけが実質の負担になる。


複利の話をした

計画を説明した。

「借りたお金を投資して増やして、それで返す。利息分は投資の勉強代だと思え」

複利の話もした。1000万円が年5%で20年運用されると、約2650万円になる計算だ。

子供は「おぉ」と言っていた。

分かってるかな。たぶん分かってない。でも数字として聞かせておくことに意味がある。


子供が理解しているかは不明

「なるほど」と言っていた。

俺も最初は分かっていなかった。投資の話を聞いても、どこか他人事だった。ムフフがきっかけで本気になって、初めてリアルになった。

子供にも何かきっかけが来るだろう。ムフフじゃない何かが(笑)

大切なのは、その時に「口座がある」「仕組みを知っている」という状態にしておくことだ。


1000万が20年で3倍になる

試算してみた。

1000万円をS&P500で運用しながら毎月3万円取り崩しても、20年後には3000万円以上残る計算だ。親が払った学費を引いても2000万円以上残る可能性がある。

子供への約束を果たせる可能性は、数字的には十分ある。

俺が長生きして散財しない限り、だが。


約束の重さ

「残ったらあげる」という言葉は、子供にとってはただの嬉しい約束かもしれない。

でも俺にとっては、もう少し長く働く理由にもなっている。二十年後に「ちゃんと残せた」と言いたい。

子供よ、二十年待ってくれ。待った価値はあるはずだ。

俺が散財しない限りは。